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岩屋裕美

デイサービスキャスト

入社後に産休・育休を取得し、現在は1歳10ヶ月の男の子を育てながら働く、CLOVERのママ代表。前職ではアパレルの販売員や、WEB会社でメルマガのライターをしていた。30代になった頃、両親がヘルパーの資格を取得したのをきっかけに、40、50歳になっても一生続けていける仕事をしたいと福祉の専門学校に入学し、介護の仕事に就く。2017年度クローバーグループ「マザー オブ ザ イヤー」を受賞。

ママになっても、CLOVERでずっと働き続けたい

産休中でもつながっていられることへの安心感

―CLOVERを選んだきっかけは?

福祉の専門学校を卒業後に転職活動を始めました。実はCLOVERに内定をいただいた際、そのお話を一度お断りして、別の高齢者の自立支援サービスを行うケアハウスに就職したんです。でも、流れ作業のような現場を見て、違和感を感じました。その時、自宅やカフェでくつろいでいるようなアットホームなデイサービスがコンセプトであるCLOVERのことを思い出しました。半年ほどたった頃、再度面接していただけないかお願いしたころ、社長の香丸さんが快く受け入れてくださったことがきっかけです。

ーCLOVERの良さは?

ママでも働きやすい社風です。子供を授かった時、私は妊娠8ヶ月まで現場で働かせていただきました。それができたのは、当時配属されていた四谷事業所のキャストの皆さんが、私の体調をとても気遣ってくださったからです。産休に入ってからも、経営陣の方たちが直接定期的に連絡をくださっていたので、安心して子育てに励むことができました。そして、復帰後も、より通勤がしやすい代々木上原への異動希望にも応えていただけました。他にも、事業所にお子さんを連れてきているキャストが多いのがCLOVERの特徴。「ママでも働きやすいように」という空気感を、周りのキャストが自然と作ってくれる社風なので、とてもありがたいです。

自分だからできること、ママになって分かったことを現場に生かす

―岩屋さんはブログを積極的に投稿してくださっていますね!

ブログ担当は、入社したときに自分からお願いしてずっとやらせていただいています。介護経験が長いわけでもなく、送迎ドライバーもできなかったので、そんな私でも少しでも皆さんの役に立てることがないかを考えていました。もともとメルマガを書く仕事をしていたので、ブログなら私にもできるのでは?と思いました。介護の現場はどうしても閉鎖的になってしまいますが、少しでもそこをオープンにして、ご家族さまや介護業界で働きたいと思う方にCLOVERを知ってもらいたいという思いで更新を続けています。

―これまでで最も心に残っているエピソードはありますか?

初めてお会いするゲストの入浴介助を褒めていただけたことです。

入浴介助は、ゲストの本当にプライベートな部分に踏み込むので、誰でも簡単にできるものではないと思っています。当初、いろんな事業所にヘルプに行って、初めてお会いした方の入浴をお手伝いさせていただくことが多く、難しいと感じることが多くて…。

よく観察してみると、周りのママキャストたちの、入浴への誘導がとても上手なんです。コツを聞いてみると、「子供と向き合う時の様に、いかに安心していただけるかが大事」ということを教えてもらいました。

それから、大勢のゲストの前で「お風呂ですよ」と直接的に大きな声をかけるのではなく、「こちらに一緒に来ていただけませんか?」とお声かけしたり、他のゲストがあまり聞いていない場所や耳元で「身体を温めて行かれませんか?」とお誘いしたり。また、入浴中に楽しい話題や、会話をするなどをし、羞恥心を少しでも軽減できるよう、その方の立場になり、安心してもらえるよう努めました。

すると、より多くの方にお手伝いさせていただけるようになったんです。「初対面の方をこんなにすんなり誘導できてすごい!」と他事業所のキャストから言っていただけたことは自信になりました。

「相手に安心してもらう」そのためにどうすれば良いか、という感覚は、自分が出産という経験を経たからこそ、より実感できるようになりました。母親になったことで、丁寧に人と向き合おうとする気持ちは、どんな相手でもしっかりと伝わるんだ、と確信することができたのだと思います。

もうひとつ。わたしの母校である文化女子大学(現文化学園大学)でのファッションショーに、お洒落が大好きなゲストをお連れできたことです。ゲストと一緒に母校にいるなんて…と、とても感慨深かったです。

子供が大きくなっても、ずっとCLOVERにいたい

―今後の目標を教えてください!

資格をとりたいと思っています。理由は二つあって、一つはよりゲストのために動けるようになりたいからです。私はアパレルで接客業もしていましたが、介護は「究極の接客業」だと思っています。介護の現場では、お互いに思いがうまく伝わらないこともあります。そんな時に、ゲストやご家族さまと真摯に向き合うことが最も大切だと思っていますが、そのためにはしっかりと自分が知識を持っていることも必要だと感じています。もう一つは、CLOVERでずっと働いていたいからです。この先息子が成長していったら、今よりも現場に入れる時間が少なくなってしまうかもしれません。資格を持っていることで、CLOVERで働けるポジションも増えます。ママとして子育てする自分も、CLOVERで働き続けたい自分も叶えるために、もっと可能性を広げていきたいと思います。