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高野佑介

デイサービスキャスト

千葉県出身。中学では野球部と悩んだ結果、8歳で始めた書道部を選択。中学3年生で書道を仕事にしていけないか本気で考え始める。大学は大東文化大学の書道学科を卒業。書道家としてか、サラリーマンになるかで悩みながらもクローバーに入社し、今ではゲストに人気の「書道教室」を開催するまでに。クローバーで勤務する傍ら、1年に1回の展示会に向けて書道作品づくりも行う。好きなことは「ラーメン店巡り」と「大学野球観戦」。

書道と介護の二刀流。多彩なキャリアを応援してくれる社風が良い。

書道家か、就職か。悩みながらもスタートした副業生活 

―介護業界に就職したキッカケは?

大学では就職活動はせず、そのまま卒業をしました。当時はまだ、ずっと続けてきた書道で食べていくのか、普通に企業に就職するのか、迷いがあったんです。まずはアルバイトをしながら書道を続けていこうと思っていた時、母がヘルパーをやっていたことがきっかけで介護業界を考え始めました。「書道の魅力を伝えたい」という想いもあったので、デイサービスであればレクリエーションのひとつとして活かせるのではないかと思ったのもあります。そこで出会ったのがCLOVERです。大学を卒業した年の5月のことでした。面接をしてくださった香丸さんの勧めでインターンとして入ることになったのですが、副業も認めてくださる社風だったので、そのまま書道を続けながら半年後には社員として勤務し始めました。

―なぜCLOVERに入社を決意したんですか?

当時、千駄ヶ谷事業所が新規オープンしたばかりでの募集だったのですが、それが魅力のひとつでした。自分は大学が書道学科で、介護のことは全く分かりませんでした。未経験でも、まだ何も出来上がっていない型にはまらない環境であれば、チャレンジしやすいのではないかと思ったんです。実際マニュアルがない状態で、キャストみんなで一から事業所を作りあげていくことは、とても楽しかったです。また、一軒家の中にあった千駄ヶ谷事業所はとてもアットホームな雰囲気で、施設っぽくないこのあたたかみのある環境ならやっていける、と感じました。

「書道がやりたい」を理由に来てくれるゲストがいる喜び

―CLOVERで最も心に残っているエピソードはありますか?

入社して2、3年たった頃でした。書道をやっている自分がいることが口コミで広がったのか、「書道をしっかり習ってみたい」という理由で、クローバーに来てくださったゲストがいました。

「家でも練習するからお手本を書いてほしい」

「次来るときはもっとうまくなってくるよ」

とおっしゃって、その方はいつも帰って行かれました。

ある日、その方のお荷物の中に、来所されていない奥様が書かれた書道作品が入っていました。ご確認してみると、ぜひ奥様の分も添削してほしいとのことでお持ちになられているものでした。

自分がケアをするときに心がけているのは、その人の意思をできる限り尊重することです。デイサービスにはさまざまなことを目的として来所される方が多いですが、自分がいることで「書道が学びたい」という意思を持って来てくださり、またそのご家族である奥様も楽しみにしてくだっていたことが、非常に嬉しかったです。今では、来所される他のゲスト様や、時には他の事業所に出張して定期的に書道教室を行っています。ご自分から書道をやりたいと言われない方でも、多くの方が書道をやっていた経験があり、なつかしみながら楽しんでくださいます。元々やりたかった「書道の魅力を広めたい」ということも、介護をやりながらやらせていただいていることは何よりも財産です。

―CLOVERに入社して良かったことは何ですか?

当時自分がまだ介護のことがまったく分からない頃から、とにかく丁寧に教えてくださった先輩キャストがいました。介護のスキルはもちろんですが、社会人としての考え方などを教えてくださり、いまでは一番の趣味になった「大学野球観戦」に最初に誘ってくださったのもその先輩でした。書道をやっているだけでは得られなかったであろうことを教えていただいたことは、ありがたい経験だったなと思っています。

仕事も趣味も、さまざまなことで目標も持っていたい

―実は仕事終わりには必ず「ラーメン店巡り」に行ったり(インスタグラムのラーメン用アカウントのフォロワーは3000人以上!)、かつての先輩キャストから教えていただいた「大学野球観戦」に行くなど、多彩多趣味な高野さん。今後の目標を教えてください!

ラーメンはインスタグラムで毎日更新しているんですが、「この人が言うなら絶対美味しいはず!」と思っていただけるくらい食べ歩きたいですね(笑)野球も同じで、他の人に野球を解説できるようになりたいです。そしてずっと続けてきた書道では、1年に1回行っている書道展に向けて、「人を泣かせる作品を書くこと」目指しています!

最初は迷いがある中で始めた介護という分野も、経験は7年になり、教えていただく側だった自分も気づいたら教える側になっていました。それでも、現場ではまだまだ正解が分からないことがたくさんあります。いろんなことを応援してくれるCLOVERで、仕事、趣味という分野にとらわれず、目標を持っていけたらいいなと思います。