子どもの「好き」、「楽しい」をきっかけに、文字を書く機会を

こんにちは。

アフタースクールクローバーキッズ学芸大学です!

今日は休憩時間のある一コマをご紹介します。

今日は、ある女の子(Aちゃん)に、手作りをおもちゃ(ケーキ屋さん)を見せてみました!

Aちゃんはいつも笑顔で、人と関わるのが好きな女の子です。

こちらは、ペットボトルのキャップにフェルトを貼り、ビーズなどをはると出来るおもちゃです。

このおもちゃを見せると、Aちゃんは嬉しそうに、ケーキ屋さんをしてくれましたよ!

スタッフの

「ケーキ屋さんの看板を作ってみようよ!」という声掛けや

「ケーキを○○先生に売る為に、チラシを作ってみようよ!」という声掛けによりステキなチラシや看板を作ってくれました!

このシンプルなお店屋さんごっこですが、療育的には2つの意図がありました。

1つは文字(書字)する機会を作ることです。

文字を普段の学校の宿題だけになってしまうと、今まで学んできたものがしっかり定着するのか知る機会が減ってしまう場合があります。また、勉強自体に苦手意識を持ってしまっている子どもに勉強を提案することで、かえって子どものやる気がなくなってしまったり辛くなってしまうケースもあります。

そのため、子どもにつらい思いをさせない状態で、子どもが主体的に文字を書く機会を作ることで、実際に子どもが学習が定着しているのかチェック(アセスメント)もでき、子ども自身が成功体験を積めます。

これらは感覚統合療法の脳機能を高めるアプローチの1つとして注目されています。

① 子供たちが自分から求めている、楽しいと思える活動(やってみたい)を

② 子供たち自身が自分から能動的に行い(やらされるのではなく)

③ うまくいったと実感できること(成功体験)

参考:感覚統合療法(Sensory Integration)

子どもの興味関心を引き出すような環境設定をしつつ、子どもに提案をしてみつつ、子どもに決めてもらい、子どもが選択した活動を通して「できた」の経験を積むことで、自信をもって次の活動にチャレンジ出来るかもしれません。

子どもが楽しいと思える活動の中で子ども達が自発的に活動し成功体験が積めるように環境を調整したいなと改めて思いました。

 

2つめは他者とコミュニケーションをする機会を作ることです。

実際に他のスタッフさんにお買い物をしてもらう中で言葉遣い、他者とコミュニケーションをする練習等も出来ます。普段関わらない子どもたち同士が関わる場面もありました。実際にお買い物ごっこをしながら

「ケーキ5000円?高い…。」

「え、おつり貰えないんですか?」

など店員役をしている子ども達と買いに来たスタッフがお話しできます。その中で会話をする機会を作ることが出来ました。

アフタースクールキッズ学芸大学前では、子ども達の「できた」という気持ちを大切にこれからも、普段の活動や遊びの中で子ども達の自己肯定感を育んでいけたらと思っています。