第4回こども発達支援研修会「『愛着』の知識で子ども理解を深めよう」の研修を受講しました。

こんにちは。クローバーキッズ学芸大学です。

 

今回は研修報告をさせていただきます。

1月15日(金)にこども発達支援研究会で第4回こども発達支援研究会 ~『愛着』の知識で子ども理解を深めよう〜

という研修を学芸大学のスタッフ1人が受講しました。

参考:こくちーず・第4回こども発達支援研修会 〜『愛着』の知識で子ども理解を深めよう〜

 

研修での学びは大きく分けて2つありました。

 

1.愛着障害ないしは、親子関係に葛藤のある子どもに限らず子どもと信頼関係を作るには「①自分の気持ちが悲しい時にポジティブにしてくれる存在。②ネガティブなものや敵から自分を守ってくれる存在。」であることが大切!

以上研修内容引用

講師の『前田智行(まえだ・ともはる)先生』(以下ともはる先生)から、

子どもにとって、「この大人を信頼しよう」と思えるきっかけとして、子どもがつらい時に楽しい気持ち(ポジティブ)にしてくれる存在であり、子どもがつらい状況にならないように守ってくれる存在だと信頼しようと思えるが、

親しみを感じやすい、楽しい支援者であっても、自分のことを守ってくれない存在であれば、子どもは対象の支援者を信頼しづらい可能性があり、

逆に厳しい人でも、自分をしっかり守ってくれるし、悲しい時に向き合ってくれる存在であれば、子どもはその支援者を信頼できる可能性がある。

子どもが支援者に対して安心できるようになるには、

  1. 子どもと遊ぶ
  2. スキンシップをとる
  3. 目を合わせてほほ笑む

などが考えられる。それ以外にも自分が外界から傷つけられそうな時に守ってくれる存在である必要がある。

と、ご教授いただきました。

研修を通して、改めて、子ども一人ひとりを目線を合わせて関わっていく、安心感・安全感を両方持ってもらえるように支援していく必要性があると感じました。

 

2.つらい出来事があっても、心の中で思い浮かべられる、例えばキレイなお花を見た時に、「○○にあげたいな」と思える人を沢山作り、つらい出来事の際に思い浮かべられることで、それ自体が支えになる可能性がある。

以上研修内容引用

ともはる先生から、

キレイなお花を見た時に、「○○にあげたいな」と思える人、悪い誘いに誘われたとき、「でも○○を悲しませたくないから、できないよ」などと自分にとって大切な人を思い浮かべられるこ人がいることは、その子が安心感を持って生活できるためにも必要であり、

そして、自分にとって心の中で思い浮かべられる人が多くいることで、子どもはつらい出来事があっても、つらい経験を受容しながらその経験を糧に出来る可能性がある。

上記のことも教えてもらいました。

この研修を通して、改めて現場の子ども達一人ひとりにとって、心の中で支えになれる存在になれたらという思いや、子ども同士でも、お互い信頼し、心の中で思い浮かべられるように子ども達同士が仲良くなれるように支援出来たらと感じました。

今後も現場に学びを還元するために、研修などを通して自己鍛錬をしていきたいと思います。