コンクラーベ

げぇっ

ロドリーゴ!!

惣領冬実

「チェーザレ」

より。

‥いえ、

構図的に

つい(笑)

私としたことが

推しマンガの新刊

手にするの

遅くなっちゃった。一日中

降ったりやんだり。

溜まっている本を読むには

ちょうどよかったかな?

ちなみに

「コンクラーベ」とは

中世の教皇選のことです。

現実の制度、なんだけど

ネーミングが‥(笑)。

いろんな作品、たとえば

「HUNTER×HUNTER」などでも

“みんなで誰かを選ぶ局面”は出てきました。

読んでいた当時は

「これは

シビアで過酷なシステム。

冨樫先生、よく思いつくなあ」と

感心していた私。

いやはや

「事実は小説よりも奇なり」。

作中のコンクラーベ、

どっかの何かで見たような

それでいて、無学の身には

500年前のものとは

思えないくらい

緻密で計算された‥

システムばかり。

え?現代の制度に

まるまる受け継がれていることも

たくさんあるじゃない!

‥いわゆるスーツ、

「背広」というものは

形状や機能性、TPOに関して

大まかなことが

前の世紀以前に完成してて、

21世紀になっても、ほぼ

変わってないといいますが‥

皮肉なものです。

マンガを読めば読むほど

先人の偉大さ、その上で

自覚なく、快適に生かされている

「己の不明」

思い知らされて。

さてこの作品

稀代の傑物、と呼ばれた

チェーザレ・ボルジアの

生涯?を通じて

中世ヨーロッパ、

特に現在のイタリアの情勢を

極めて精緻に描くものです。

‥時代考証あれこれで

連載スパンが長くなるのは

承知しているのですが。

先生、いつもたのしみに

しております。

毎日のように、街を走れば。

意識せずとも

流行りのこと、

社会的イベント、

耳に目に入ってきます。

東京だから特に、かな?

時期によって一層騒がしくなったり

貼ってあるものや服装が変わったり。

チェーザレを読んでいても

そうでした。

教皇選が始まると

あちこち、ものものしくなる。

都市は乱れ、列強は色めきだち

富裕層は、わちゃわちゃした

ローマから

選挙のあいだ中、避難します。

あれ?

なんだ、今とおんなじじゃん。

地震や洪水(大雨かな?)などの

天災に限らない。

もっと身近な、人の起こす

「なにか」によって

生活が左右されるのって

今も昔も変わらないんだなって

感じました。

老若人口のアンバランスと

年金制度のアンバランス。

処遇のあれこれ。

福祉業界に限らず

「未来」へ向けて、と考えた場合

明るいニュースよりも

そうじゃないニュースの方が

目に付きやすい気のする?昨今。

そりゃあ、スマホやwi-fiは

中世にはなかったでしょう。

でも

変化の中で、

けして「やりやすくはない」なかで

人類が、それでも歩んできたのは

どうやら

いつの時代も同じこと。

古きも

新しきも

疎かにせず

「ちゃんとして」いきたいなーと

及ばずながら

思いました。

今の世代

ひとりひとりに

それぞれ違いがあるように。

クローバーに来てくれるゲスト

これから来てくれるゲスト

先の世代の方々も、びっくりするくらい様々で

いつも勉強になります。

心身、

それ以外の

もろもろについても

本当に

備えは大事。ってね。

‥それにしても

SNSでも何でも

「至極もっとも」に、見える、聞こえること

「えっ?」って、一見思っちゃうこと

それぞれ、沢山あふれていますが。

前者を

朗々と謳っているのに

周りに響かない、あるいは

「内輪に終始する」。

その一方で

後者を、いとも簡単に

通しちゃう

なんてことが

ままあるんですよね‥。

世界は

本当に

奥が深い。

あのN