いまそこにある機器

こんなニュースがありましたね。

ついにここまで、と喜びひとしお。

でもね、私は(笑)

真っ先に

ハルクバスターが思い浮かびました。

“アヴェンジャーズ

エイジオブウルトロン”より。

まさかの?大活躍。

ハルクを無力化できるとは

思いませんでしたけど(笑)。

人気のおかげでIWにも登場。

話は、この間のお迎えに飛びます。

「いやー参りましたよ」

出迎えてくれた息子さんは、困り顔。

「車椅子、新しいの来たんですけどね。これがまた‥」

画像はないですが、スタビライザーとかヘッドレストとか

いわゆる「姿勢保持」「安定」には

素晴らしい効果を発揮するタイプになってました。

‥「サイズ」と「重量」を除けばね。

おまけ。たためないタイプです。

「どうしよう‥私じゃおろせませんよ、これ」

この方のお住まいは、スリムな螺旋状階段に

昇降機が備え付けてあります。

車椅子は、その昇降機をよけて

階下、階上に移動させていました。

つまり、ちょっとしたワークになります。

届けてくれた用具員さんにとっても

やや想定外の使い方、されてるかも。

(ふつうに内外移動のある

福祉のお仕事に付いている諸氏には

「なーに言っちゃってんの、そのくらい基本よ基本」

ですかね)

こんなケース。

色んな意見やアプローチは、

あると思います。

が。

「いま」「目の前」「そう」なんです。

他の現実は、その場にないんです。

じゃ、何かしら「その場で」しないとね。

それか、しないという判断をするか?

どうしたか、って?

安全に下ろしました。

フィジカルアプローチで(笑)。

さて。どうでしょうねこのケース。

should do?

shouldn’t do?

ゲストのため

キャストのため?

まず私は

「送り迎え」に携わってなければ

車椅子の

「平面移動」「立体機動?」

意識できなかったかもしれません。

エレベーターが完備されていたり

閉鎖空間なら

ともかくね。

そこは、関われてよかったな。

他にも、普通の人なら

①車椅子を二台用意すればいい。

②そもそも、事前に連絡交わせていれば‥。

③本人にとって、最善とは?

…。とか、色々出ると思います。

いずれも良いアイデアなんでしょう。

事前にも、これからも、できること、

いっぱいあるんでしょうねえ。

私も、いろんなアプローチができるよう

気をつけてはいるんですけど‥。

知識も技術も準備しきれなくて。

でも、

「偶然」何か起きたときに

少しでも、対応しやすいよう

せめて「健康を」と、心がけています(笑)。

‥そりゃまあ、いろいろ、ありましょう。

でも。

何が「ゲストのため」かは、どんなに話し合っても

「こちら側の主張」になりやすい気がします。

ゲストの為を思うなら、まず

「今、そこにあること」

解決してあげられたら、なー。なんて。

どんな、アプローチであれ

するかしないか?いえ

すべきかいなか?

それはもちろん!大事な判断です。

でも、今回がそうとは言いませんが

「解決しなきゃならないとき」は

ありますよね。

そうなったとき

「なんなら」解決できる手段は

多い方がいいかなって。

思う次第です。

理屈以前に、些細な

「こっちの都合」が、その瞬間

相手を左右しないようにも、ね。

そこが出発点かな?

(助けられてばかりですが)

‥あと。

少し、予感しました。

「理屈にのっとらない、現実」

これがある限り、どんなに技術が進歩しても

人の仕事はそうそう

なくならないかな、ってね。

さて

ハルクバスターの話に戻りますが。

たしかにハルクを押さえるには

必要でした。

だからといって、たとえば高速移動や

多対一、コストなどを考えると

けして、最適解のスーツではありません。

アイアンマンも、いつも

あの姿でいるわけじゃないしね。

バランスが大事なんです。

でも、忘れちゃいけない。

かつてSR71やら、連なる機体群が

高高度飛行のためだけに開発されました。

それは、目的のため。

旅客機としてじゃなかったとしても

間違いなく、意義のあること。

どれだけ多くの人が

この車椅子で、笑顔になれることか。

じゃあ、適材適所「それぞれの道」で

いいのか?と言われると。

‥‥‥エヘ。

やっぱりかっこいいですよねー、

オールインワンモデル。

この道の先に、いつの日か、必ず。

技術者さんたち、まずは

今日の偉業に、ありがとう。

これからも。夢は託します!!!

私にできることがあれば、なんなりと‥

えっ

耐衝撃テストヘッド!?

FRCフィギュアレビューより。

あのN