水無月スタート、いろんな日。制服も、衣替えかしら?
「洋服なら『衣替え』って言わないんじゃないかしら。ころも、だから、着物って感じよね」
「あー、言われてみればそうかもしれないなるほど。でも着物ってアレですよね、なんか高級そうなイメージがありますよねー」
「そう?そうでもないわよ?」
ん〜、どっちもどっちで済ませるにはちょっともったいない話題かな。
『お洋服』とは言うけれど『お着物』って、たしかにね。おありがとうみたい?(笑)
洋装の来国するはるかまえ。振袖などに比べて、日本古来の着物はもっとずっと、庶民の生活に身近なものだったはず。
現存する、着る機会のある着物は、高級なものが残ってるってのはあるかもね。
「衣替えで、冬の着物をたくさん干すじゃない?その間を駆け抜けたり、隠れてみたりして、ずいぶん怒られたわよ」
怒られたわよと言いつつも嬉しそうな声。
ありますねえ!そういう思い出、わたしにも!
「宝の地図によると、このへんが」って言って
よそんちのお庭でね‥
「それはさすがにないわ」
あら、ころもじゃなくて
てのひらをかえされちゃったかしら。
季節やTPOに合わせて。コーディネートも奥が深い。
「どうなるんでしょうねえ、たくさん持ってて、いつか不意に要らなくなったりしたら。その時どうするんでしょうねえ」
そのものと、しっかり向き合ってるからこその悩みですね(これはぬいぐるみの話でしたが)。
そういえば私にもあるな、思い出の。今度タンスから引っ張り出してみようかしら。
「あらあら、蔵があるおうちは、持ち物も数えきれなくて大変ね笑」
蔵ときましたか。
蔵よりクーラーな季節の、あるお昼前の談義でした。
あのN