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阿部梢

クローバーキッズ・キャスト

上智大学総合人間科学部 社会福祉学科卒業後、2022年4月にクローバーに新卒入社。在学中から福祉を勉強し、放課後等デイサービスでボランティアを経験。現在は、クローバーキッズで、児童指導員として活躍中。小学生の頃から12年間続けてきたサッカーを活かし、子どもの療育に取り組む。仕事で一番好きな瞬間は、「子どもたちと体を動かすこと」

「なんとなく」で学び始めた福祉が、自信をくれる仕事に。「阿部先生が居ると楽しい」と言われる存在になりたい。

■「福祉」に興味を持ったキッカケを教えてください。

大学は福祉の学部でしたが、もともと勉強したいという強い気持ちがあったわけではなく、たまたま合格した第二志望の学部でした。第二志望で選んだ理由も、なんとなく「いろんな人と関われて楽しそう」くらいの感覚でした。

でも勉強を始めて、実習などを経験していくうちに「福祉っていいな、自分に合っているかもしれない」と感じるようになったんです。在学中、放課後等デイサービスでボランティアをしていたこともあり、「児童福祉」で仕事をしてみたいと思うようになりました。

■その中でも、CLOVERに興味を持ったのはなぜですか?

高齢者介護と児童福祉、両方を事業としていることが珍しいなと思いました。

いざ会社説明会に参加してみると、とても雰囲気が良かったのを覚えています。CLOVERの会社説明会は、社長の香丸さんがお話してくださいます。CLOVERの話だけでなく、就職活動に参考になる話もしてくださって、「就活生のために、社長自らこんな話もしてくれるんだ」ということが印象的でした。

■ズバリ、入社の決め手は何ですか?

「雰囲気」です。社長面接を受けた際に「受かったらこの会社にしよう」と決めていました。

「いち学生の自分が、社長とお話するなんて!」と思いながらとても緊張していたんですが、社長の香丸さんがまずあたたかく迎えてくだいました。そしてオープン直前のデイサービスが面接会場だったこともあり、「明るくて、おしゃれ」な雰囲気に驚きました。

実は就職活動を始めたとき、一番最初は介護の企業で内定をいただいていました。でも介護業界のことを改めて調べると、「大変そう」と感じる情報ばかり出てきて不安になってきたんです。その不安から、別の業界を受けてみたこともありました。さまざまな迷いを経て、「やっぱり児童福祉で就職しよう」と考え始めたタイミングでCLOVERに出会ったんです。

それまでの介護のイメージは、「暗い、閉鎖的」でした。でもCLOVERのデイサービスを見たり、香丸さんから「ゲストが作った料理を販売したい」というビジョンも聞いたりする中で、「デイサービスって外と繋がれるんだ」と開放的な印象に変わりました。ただのお世話の場ではなく、高齢者の方もやりたいことができる場所なんだと思えました。CLOVERは、私の中にあった介護のイメージを変えてくれた会社だったんです。

元々は児童福祉で就職したいと考えていましたが、CLOVERなら「高齢者介護もやってみたい」と思えるようになり、入社を決意しました。

■「クローバーキッズ」に配属が決まり、入社したばかりの頃はどんなことを感じていましたか?

入社前から案内された「発達障害に関する外部セミナー」をいくつか取り組んでいましたが、とても実践的な内容で驚きました。大学でも児童福祉の勉強はしてきましたが、「テストで答えられれば良い」というものとは全然違います。「発達障害のお子さんと関わる仕事は、こんなにも知識が必要なんだ」と気持ちを作るきっかけにもなりました。

勤務がスタートした4月は、圧倒されることばかりでした。特に先輩たちがやっている「集中タイム(※)」を見た時は、良い意味のギャップを感じました。私がボランティアをしていた放課後等デイサービスは「預かること」をメインにしていましたが、クローバーキッズはさまざまなプログラム行います。「放課後等デイサービスって、こんなにも子どもたちにアプローチできる場所なんだ」と、可能性をたくさん感じたのを覚えています。

(※)集中タイム:クローバーキッズの療育における中核となるプログラム。学習のベースとなる集中力を強化するメソッドに基づいて「音読」と「マス計算」を毎日決まった時間に行います。児童指導員のファシリテーション力によって、子供の参加姿勢や自己肯定感がどんどん変わっていくため、指導マニュアルや先輩からのフィードバックを元に日々キッズキャストは練習を行なっています。

■「集中タイム」は、クローバーキッズにとって大事なプログラムですよね。どのように取り組んでいますか?

マネージャーからは、「集中タイムは、子どもたちをどうやってプログラムに参加させるか、始まる前から仕掛けを考えるんだよ」と言われてきました。

だから、キャストみんなでものすごく作戦を立てます!子どもたちがやってくる前の午前中から打ち合わせをして、「今日はこの休憩時間中に、〇〇さんが、△△くんにこんな声かけをしておこう」とか、「集中タイムの時間は、子どもたちはこの並びで、キャストはこの配置で行こう」とか。実際に子どもたちがやって来ると、事前の声かけ担当だったキャストが手が空かなくなってしまって、予定通り進まないこともあるんです。そういうときは「私が代わりに△△くんに声かけてくるよ」と、キャスト同士で連携をします。

クローバーキッズの良いところは、「助け合える職場」ということです。入社したばかりの頃は「なんでも自分でできなきゃ」と、一人で抱え込んでしまうタイプでした。でも先輩や上司が「できない部分は任せていいんだよ」って言ってくれたんですね。周囲に頼っていいんだと思えるようになりました。結果、それが良いチームプレーに繋がっていて、子どもたちのためにもなっているんだと思います。

■阿部さん自身が「集中タイム」に向けてやってみた「子どもとの関わり」はありますか?

振り返りをしているとき、ある先輩が「〇〇くんはサッカーが好きみたいだから、阿部さん、サッカーやってみたらどう?」と提案してくれたことがありました。私は小学生のころから12年間、サッカーをやっていました。

その子は気分の波があって、集中できる日とできない日がある子でした。そこで集中タイムの前に私がサッカーに誘ってみて、その流れで集中タイムに巻き込むということを考えました。やってみると、サッカーを終えた後はその子の表情がすごくスッキリするんです。徐々に集中タイムに参加できる日が増えていきました。自分の特技が、こんな風に療育に活かせるなんて思ってもみませんでしたね。

■一番「成長したな」と思うエピソードを教えてください!

入社1年目の11月、「ポッキーづくり」のプログラムを担当した時のことです。初めて「自分の力でやり切った!」と思えるプログラムでした。

ちょうどその前、入社してからずっと頼りにしてきた先輩が、別の事業所に異動する出来事がありました。「私たちが中心になってやっていくんだ」というポジティブな気持ちの切り替えができたタイミングでもあったんですね。元々、私は事前の段取りが本当に苦手で・・・(笑)分からないことは、人に聞いて終わらせようとしてしまうところがありました。でも先輩が居なくなった時に、「なんでも聞く前に、もう少しだけ自分で考えてみよう」と思うようになった時期でした。

そんな時期に任されたプログラムということもあり、いつもよりかなり早めに準備に取り掛かったんです。手先が不器用な子どもの感覚と運動を強化する「微細運動」のプログラムだったので、「ポッキーをチョコに付ける動作を子どもたちにやってもらおう」と考えました。何時から何時で、どんな手順で、どんな風に進行するか、先輩に相談しながら準備を進め、当日を迎えました。

大きなトラブルもなく無事進み、うまくできない子に対しても、他の子が「こうやってやるんだよ」と助け合いながらやっている子どもたちの姿を見て、やり切って良かった!と思えました。

■新卒2年目になって、今はどんなことを感じていますか?

1年目の後輩ができて、教える側、サポートする側になったことは大きいです。教えるためには、改めて子どもたちのことを「言語化」していく必要があるなと感じています。

例えば「集中タイム」の時、子どもたちの並び、キャストの立ち位置について相談されます。自分も1年目の頃、同じことで迷っていたな〜と思い出しますね。「どうしてこの子はこの立ち位置なのか」「その際にキャストはどうしてここに立つのか」1年を通して自分が身につけてきた感覚を「言語化」することで、後輩に教えていきます。後輩をサポートする側になったことで、子どもたちのことを自分の中で考え直す良い機会にもなっていますね。

■クローバーキッズで働く人は、どんな人が合っていると思いますか?

「何事も臆せずやってみようと思える人」だと思います。クローバーキッズは「総合サポート型」なので、子どもに提供することの幅も広いし、集団療育のなかで子どもたちを引っ張っていくことも必要です。待っているだけではダメで、自ら子どものことを考えて行動に移せる人に合っていると思います。

ありがたいことに、私がいつも相談している児童発達支援管理責任者の上司が「ミスはミスじゃない。次に活かそう」と言ってくれます。そういった環境のおかげで、やってみようと思える部分もあるのかもしれません。

■最後に、「新卒1年間」を振り返って思うことを教えてください!

私はもともと、「自分は苦手なことが多い」「自分ってダメだな」って感じてしまうことが多い人間だったんです。でもクローバーキッズで働くようになって、続けてきた自分の強み(=サッカー)が療育に活かせたり、私の「集中タイム」を見ていたマネージャーが「阿部さんはファシリテーション力があるよ」と言ってくださったり・・・。私にもできること、得意なことってあるんだと思えました。働くようになってから、「自分ってダメだな」と思うことが無くなったんです。

最近嬉しいことは、私がお休みの日に「今日は阿部先生いる?」と言ってくれる子どもがいることです。その子が好きな漫画やアニメを私も好きだったこともあり、共通の話題で1年間仲良くなってきました。最初はただ子どもと遊ぶことで精一杯だった自分が、「そんな関係を作れるようになったんだな」と思えました。CLOVERを選んだ時は「介護でも、療育でも」と思っていましたが、「やっぱりクローバーキッズで良かったな。自分に合っていたな」と思っています。

「阿部先生が居ると楽しい」もっともっと、子どもたちにそんな風に思ってもらえる児童指導員になっていきたいです。

他のキャストに聞きました!
阿部梢さんってどんな人?

松本忠雄 クローバーキッズ 児童発達支援管理責任者

阿部先生は、子どもたち1人ひとりの成長をいつも悩みながら、それでも一生懸命、寄り添い毎日、楽しく笑ったり喜んだりと気持ちを共有しながら教室の雰囲気を作り出してくれるステキな指導員です。

子どもたちがこちらの要請に応じてくれた時には、必ずありがとうと感謝の言葉を投げかけ敬意を表しながら、とてもエネルギッシュに子どもたちと向き合ってくれる頼もしい存在です。

坂田恵美 クローバーキッズ・児童指導員

阿部先生を一言で表すなら、「とにかく明るいポジティブエネルギーの持ち主」です!なにか問題が起きても「大丈夫です!!なんとかなります!!」と笑顔で乗り切る姿が印象的で、本当になんとかしちゃうからカッコイイな☆と思います。私が異動直後で、阿部先生からお仕事を教わる時も、相手の立場に立って、丁寧に教えて下さり、またいつもベストタイミングでフォローの手を差し伸べてくださるので とても頼れる同僚です。

子どもたちからの人気も熱く、時には子どもと同じ目線で。時には先生として。時にはお姉さんの立ち位置で。心から子どもが大好きで、真に子どもの事を想い考えて行動されている阿部先生は、職業人として本当に素敵だと思います。休憩時間などの雑談タイムもとっても楽しく過ごさせて頂いています!これからも、どうぞよろしくお願いします☆

川村彩佳 クローバーキッズ・児童指導員(22新卒)

阿部さんは一言で言うとズバリ「素直」!嫌なことは無意識に顔に出ちゃうような人です(笑)
その表も裏もないような素直さからか、子どもたちとすぐに仲良くなれる所がすごいなと思います!

周りもよく見えていて、自分がファシリテーションをしている時、「あの子にサポートついてほしいな」と思う時に何も言わなくてもサッとついてくれるのでとても頼りにしています。これからも同期として一緒に頑張っていきましょう!