クローバー(ホーム)> キャスト紹介> 鈴木至翔

鈴木至翔

デイサービスクローバー・キャスト

長野県出身。関東学院大学 社会学部 現代社会学科を卒業後、2020年4月にクローバーに新卒入社。大学時代は、現代社会の中でも「福祉」を中心に学ぶ。現在は、デイサービスクローバーでデイサービスキャストとして活躍中。ケア業務だけでなく、管理者候補としてキャリアアップを目指して新人キャストの指導にも取り組む。尊敬する母のように「人の幸せに関わり続ける生き方」が目標。

新卒入社で管理者候補!「人の幸せに関わり続ける生き方」を目指して

■福祉の仕事を志したきっかけを何ですか?

大学進学を考えるときは、まだ自分がやりたいことが定まっていませんでした。最終的に選んだ大学の学部は、現代社会について学ぶ中で、先生になるコース、司書になるコースといろいろ選択肢があり、進学後にやりたいことを決めていけることが魅力で、その大学に進むことを決めました。その一つに、福祉について学ぶコースがあったんです。

自分には元々、「人の役に立ちたい」「誰かの幸せに貢献したい」という気持ちがありました。その原点は、母の存在だったと思います。母も一人の人間であり、きっとやりたいことやいろいろな想いがあったと思いますが、いつも自分と姉を第一に考えてくれていました。幼少期にはその偉大さが分からなかったんですが、自分が大人になっていくにつれて、母のその「人の幸せ」に関わり続ける生き方に尊敬の気持ちが芽生えていきました。自分もそんな生き方を目指したいと心のどこかには常にあったので、大学でも「福祉」を学ぶコースを選択しました。

それでも、就職活動の際にすぐに福祉業界を見ていたわけではなく、最初は百貨店を考えていました。さまざまな世代の方が利用する百貨店で、バイヤーとして人の幸せに貢献できないかと考えたんです。でも就活を進めていく中で、福祉で就職を決める周囲の友人の声が耳に入るようになってきました。彼らの話を聞いているうちに、福祉はもっと「人と人の関わり」がもてる仕事なんじゃないかと思い始めました。もっと自分は人と密に関われる仕事がいいかもしれない、と考え、福祉で就職活動を再スタートしました。

■CLOVERに出会ったきっかけ、入社の決め手を教えてください。

CLOVERの就職活動サイトやホームページで、前職でも福祉を経験してきた先輩キャストの話が目に入り、他の施設と比べて利用者の方との関わりが深く、一人一人と関われるのではないか?と感じました。それが、自分が考える「人の幸せ」に近いと感じ、エントリーを決めました。

元々自分が抱いていた福祉のイメージは、「大きな部屋で、スタッフがまばらで、利用者が静かにテレビを見ている」でした。でも選考に参加してCLOVERの事業所を訪れていく中で、「にぎやかで明るくて、キャストとゲストが密に関わりを持っている」ということが実感できました。

入社の決め手の一つになったのは、選考中に出会ったマネージャーとの会話です。一次選考を担当してくださったのは、マネージャーの星川さん(星川さんのキャスト紹介はこちら)でした。「自分は人を幸せにしたい」という話をした際、「自分も目の前の人を幸せにしたいという考えがあるんだよ」と返してくださいました。その時、自分と根っこの部分が同じ人と働きたいなと思ったんです。

またその際に同じく星川さんから言われたのは、「相手を幸せにしたいと思うなら、まずは自分が幸せになることだよ」ということでした。他社の話を聞くと、「利用者第一」と言っている会社がほとんどでした。もちろん利用者の方の幸せも大事ですが、「ゲストもキャストもみんなで幸せになろうよ」というCLOVERの考え方がいいなと思ったんですね。

社長面接で香丸さんとお話した際も、常に「先を見て」事業を考えていらっしゃることが分かりました。介護は安定を求める会社が多いと感じていましたが、「より良い介護を目指し続けよう」という考えにも共感し、入社を決めました。

■実際に入社してみて、心に残っているエピソードはありますか?

「ゲストとの距離が近い」これが入社の決め手の一つでもあったので、小規模デイサービスで、ゲストと密に関わることができる環境は、とても働きがいを感じました。

一方で、新卒一年目時代は慣れないことや業務を覚える忙しさに追われ、そういった気持ちを見失っていた時期があります。ゲストの中には、ご自身の気持ちを言葉にすることが難しい方や、コミュニケーションが難しい方もいらっしゃいました。自分がやったことに対して、ゲストがどのように感じているのか分からない時期があり、「人を幸せにしたい」と考えていた自分は、徐々に不安になっていました。

そんな中で、心に残っているエピソードがあります。入社9ヶ月目くらいの時でした。ある日、昼食で肉じゃがを作って、提供したことがあります。そのときあるゲストが、「この肉じゃかは、懐かしい味がする」と言葉にされたんです。そして「あなたは普段からしっかりとここでの仕事に取り組んでいるから、きっとこんな味が出せるのね」とおっしゃってくださったんです。

「本当に自分は人を幸せにできているのかな?」と不安に追われていた数ヶ月のように思っていました。でもそれまでここでやってきたことは、すべて意味があったんだと思えた瞬間でした。この経験が心の支えになって、「これからも頑張ろう」と気持ちを引き締めて進めたのだと思います。

■自分の成長を感じられた瞬間は、どんな時でしたか?

入社して1年目が終わるくらいのタイミングで、上司が変わりました。その上司に言われたのは、「月に1回、レクリエーションの企画を出してみよう」でした。これまでは、経験したことがない仕事でした。

一つ企画を出すと、必ずいくつかフィードバックが来ます。「この企画は何のためにやるの?」と問われるんですね。それは、「この企画は、ゲストに何をもたらすの?」という意味でした。その時お世話になった当時の上司は、自分が考えていた「人の幸せ」よりも、もっと先の先の「幸せ」を考えている人でした。

実は入社する前からずっと、「管理者になる」というキャリアップを目標にしていました。でも実際に仕事を始めてみると、目の前の業務をこなすことにまず必死で、徐々に自信がなくなり、弱気になっている自分がいました。

そんな中でその上司と定期面談をする中で、「目標は?」と聞かれたことがあります。自分は「管理者になりたいと思ってきたんですが、厳しいでしょうか?」と返事をしました。その時上司が、「どうしてそんなに控えめなの!やるならやっちゃいなよ」と言ってくれたんですね。それをきっかけに、まずは「フロアリーダー」という役割を任せてくれました。

その上司がその後、別事業所の管理者として異動することになったとき、これまで頼ってきた存在だったので、正直とても不安でした。でも同時に後輩たちも入社してきて、「自分の背中を見てもらう立場になったんだ」と実感しました。そうやって後輩を指導していく中で、自分の成長を感じることができたのだと思います。今の上司にも「頼りにしているよ」と声をかけていただけるようになって嬉しいです。

最後に、今後の目標を教えてください!

自分に「管理者」になる目標をもう一度与えてくれた上司は、自分の想いをしっかり持っている方でした。事業所の雰囲気を作り、常に人と人の関わりを絶やさず、働くキャストの働きやすさも考えてくれる人です。自分も管理者になって、キャストが働きやすく、ゲストが楽しめる、そんな事業所を作れる存在になりたいなと思っています。それまでは、キャストの一員として、もっともっと事業所を盛り上げ続けたいです。

他のキャストに聞きました!
鈴木至翔さんってどんな人?

塩野谷高司 デイサービスクローバー・マネージャー(上司)

鈴木さんの名前は「ユキト」と読みます。なかなか読めませんし、覚えられないので、鈴木さんと呼んでいます。それでは鈴木さんについて、お話ししたいと思います。
彼は長野県の出身なんです。そして今私は長野県の安曇野市でクローバー安曇野の管理者をしています。鈴木さんとは、都内の事業所にいたときの上司・部下関係でした。
長野県の県民性は「真面目」で「几帳面」で「堅実」な性格だそうです。特に男性は「堅物」と言われ、理屈っぽくて多少面倒くさいそうです。長野県の方言に「ずく」と言う言葉があります。「精を出してする気力。根気。ヤル気。」の事です。よく「ずくがない」と使い「怠け者、ぐうたら」と言う意味で使います。鈴木さんは仕事に対して「かなりずくずく」です。長野県の良い県民性を持った好青年だと思います。これからも仕事でもプライベートでもどんどん「ずくを出して」活躍して欲しいと思っています。では(^^)/

小島樹理 デイサービスクローバー・管理者(上司)

鈴木さんは、ゲストから『一番優しいキャスト』としてとにかく人気です。声のかけ方、声色から柔軟性が伝わり女性ゲストがウキウキしているのがわかります(笑)
入社して4年目ですが、社会人としても介護職員としても責任感と自信がついてきたなぁという印象です。一見、のんびりした雰囲気なのですが、後輩達へ細かく丁寧にアドバイスしていますし、私の不得意な部分をサポートしてくれるなど事業所をしっかり支えてくれています。
まだまだこれから沢山伸びしろがあると思うので更なる活躍を期待しています!

中嶋春菜 デイサービスクローバー・キャスト(後輩)

何があっても冷静沈着。丁寧で無駄のないケアでゲストからの信頼も厚い鈴木さん。そんな鈴木さんが纏う空気は優しくて、とても穏やかです。一緒に過ごすとゲストだけでなくキャストも時間がゆっくり流れるような気がして、安心できる魅力的な方です。そんな鈴木さんの事を『いつも優しくて素敵なのよね~』と本人に伝えるのが恥ずかしいようで私にコソッと耳打ちされるゲストがいます。
日頃の関わり方や鈴木さんの人柄がマダムの心を鷲掴みにしているようです!!