素敵な療育グッズ・おもちゃを紹介します①ボードゲーム編

こんにちは。クローバーキッズ学芸大学です。

 

今日はクローバーキッズのみんなに大人気な素敵なおもちゃ(ボードゲーム)をご紹介します。

第1弾は、「雲の上のユニコーン」です。

こちらサイコロを振って、ユニコーンのたコマを動かしていき、おひさまの絵が描かれているゴールを目指していく、すごろくに似ているおもちゃです。

 

まずはこのゲームのルールを説明します。

  1. 好きなコマを選んで、スタート(左上の雲)に置き、右下のゴール(お日様の絵のイラスト)を目指します。
  2. 2つのサイコロのうち、水色のサイコロを振って、出た目の数だけコマを進めます。
  3. カップケーキの目が出たらお休みです。

ルールはシンプルですが、止まったマスの種類によって結果が変わります。各マス目のルールも併せて説明します。

  1. ピンクのキューブの描かれているマスに止まった人は、ピンクのサイコロをふり出た宝石の目の分だけクリスタルをもらいます。
  2. プレゼントが描かれている紫色のマスに止まった人は、脇に置いてあるクリスタルを1つとり、それを自分以外の誰かにあげます。
  3. 虹のかかった白い雲のマスに止まった場合、ユニコーンが虹の先まで進むことが出来ます。(この場合進まなくてもOKです。)

 

これらのルールに則ってゲームをしていきます。

誰か1人のプレイヤーがゴールについたら、すごろくは終了です。ゴールについた人は、ご褒美で、クリスタルを4つもらいます。

ボードを裏返し、自分のコマの色のところにクリスタルを置くと、何個とったか数えることが出来ます。数が数えられない子は、その列の長さで勝負を分かりやすく見比べることが出来ます。

一番多くクリスタルをとった人(列が1番長い人)が勝ちです!

このゲームでは子ども達に遊びの中で療育意図を学ぶことが出来ます。

まずは数の概念や学習面という点では、さいころを振ってコマを進めるため、マスを進める際に、数を数える中で数の概念に触れるきっかけになるかもしれません。

またゴール後にクリスタルをいくつ手に入れたか確認する際に、1個ずつクリスタルを雲のイラストに乗せて、数える中で数と具体物のマッチングをする機会になるかもしれません。

思考するという側面では、複数人(3人~4人)でゲームをしている際にいくつかの局面で考える場面があります。

 

具体的な場面をお伝えします。

プレゼントのマスでは、クリスタルを誰かにあげる必要がありますが、自分が勝ちたいと思った場合、あまりクリスタルを獲得できていないお友達にあげることで、勝てるチャンスを残しておくなどの作戦をとることが出来ます。

例えば、

  • 5個クリスタルを持っているA君。
  • 2個クリスタルを持っているBさん。
  • 4個クリスタルを持っているCちゃん。

もし例えば、Cちゃんがプレゼントのマスに止まった場合、A君にクリスタルをあげるよりは、Bさんにクリスタルをあげた方が、A君とのクリスタルの個数の差が生まれません。そのため、Bさんにクリスタルをあげる方が勝てるチャンスを残せるのです。

どう戦えば勝てるのか考える練習を通して、思考する経験も積むことが出来ます。

コミュニケーションという面では、複数名でゲームをする際、クリスタルをあげる場面等でも、コミュニケーションが生まれる可能性があります。

普段あまり話さない子同士でもゲームを通して、さいころを渡してあげたり、順番を教えてあげるなどコミュニケーションが生まれる可能性があります。

子ども達と楽しく、遊びの中で、コミュニケーション面・学習面・思考面など経験を積んでいけたらなと感じています。

アフタースクールクローバーキッズ学芸大学前では、子ども達の「できた!」という気持ちを大切にこれからも、普段の活動や遊びの中で子ども達の自己肯定感を育んでいけたらと思っています。