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淀谷早津紀

デイサービスクローバー・キャスト

帝塚山大学・心理学部・心理学科を卒業後、2021年4月にクローバーに新卒入社。奈良県出身。上京を目指して関東圏で就職活動をする中でクローバーに出会い、入社を決意。「人に関わる仕事がしたい」という思いを軸に出会った介護の仕事には「やりがいだらけ」と語る。現在は、デイサービスクローバーのキャストとして活躍中。現場のケア業務だけでなく、ご家族対応、見学から契約までの業務も担当している。

へし折られても、へこたれない!上京の夢と一緒に、チャンスを成長に変えて。

■大学時代はどんな勉強をして、どんな就職活動をしていましたか?

心理学部で学んでいました。高校時代にやっていた接客のアルバイトや、周囲の友人の影響で、人との関わり方の引き出しが増えたらいいなと思い、心理学部を選びました。心理学を学べば、本当の意味で人の助けになるかもしれないと思ったんです。

心理学部に進むと、就職の選択肢の一つがカウンセラーになります。でも、「自分が目指すのはカウンセラーとは少し違うな」と思っていました。悩んでいる人の話を聞くこと、解決することが仕事というイメージでしたが、自分の場合は「仕事でしか人を見れなくなってしまいそう」な気がして、自分には合わないかもしれないなと思いました。

それでも就職活動を始めた時は、なんとなく「人と深く関わる仕事がいいな」と考えていて、主にウエディング業界を見ていました。ただの接客ではなく、「1組のお客様としっかり信頼を作り上げていく仕事」というイメージがあり、そこに惹かれたんです。ですが、就職活動が本格的に始まってすぐに、新型コロナウイルスの影響でウエディング業界の選考はどんどんストップしてしまいました。同時に、大学に行くこともなくなり、友達に会うこともなく、家で一人で自分と向き合う時間が増えました。色々考えるうちに、「本当にこの業界でやっていくことが、自分がやりたい『人のためになる仕事』なのか?」「ただ自分がやりたいだけなんじゃないか?」と自問自答し始めました。

■その中で、どうしてCLOVERに入社しようと思ったんですか?

実は福祉業界で選考を受けた会社は、CLOVERだけなんです。ちょうどウエディング業界に迷いが出始めた時期に、就職情報サイトで偶然見つけました。HPなどを色々見ていくうちに「みんな、楽しそう!」「自分がイメージしていた福祉と違うな」と感じ、半分、好奇心でオンライン説明会に参加することにしたんです。

で、いざ参加してみたら衝撃です。社長の香丸さんと採用担当の方が参加されていたんですが、「本当にこの人が社長なの?」「どうして社長といち社員がこんなに仲が良さそうなんだろう」と、その温かい空気感にびっくりしました。一緒に説明会に参加していた他の就活生の皆さんの雰囲気も良いんです。やっぱり会社によって、集まってくる人たちの雰囲気も全然違うんですよね。「この子たちが同期ならやっていけるかも」と感じる部分もありました。

そこからはとんとん拍子で選考を受けて、内々定まで行きました。でもすぐには入社の返事ができなかったんです。まだどこかで、ウエディング業界に心残りがありました。でも採用担当の方が、「最後まで悔いなくやった方がいいよ」と言ってくださって、最後まで返事を待っていてくれました。

最終的には内定をもらっていた他社もお断りして、CLOVERに入社を決めました。「最終的な決め手はなに?」と聞かれると、うまく言葉にできないんです。でも、CLOVERはピンときた。「なんかピンと来ない」ってありませんか?最後は直感で「CLOVERだ」と感じることができたんだと思います。

 

■地元は奈良県ですよね。「東京で就職しよう!」と決めていたんですか?

中学生の頃から、「いつか上京する!」と決めていました。私の中学校は、一学年の人数もかなり多いマンモス校だったんですが、それでも「みんな知り合い」という文化でした。吹奏楽部に所属していて、マーチングの大会でよく関東に来ることも多く、その度にいつも「世界ってまだまだ広いな」「もっと価値観を広げたい」とずっと思っていました。

だから就職活動中は東京や関東の会社だけを見ていました。いざ、CLOVERに行くことを決めた時に親に伝えると、「ほんまに行くの?」って言われました。でも私は一度決めたら絶対やるタイプなんです。自分の気持ちを強く伝えていくうちに、両親も「頑張っておいで」と言ってくれました。

■中学生の頃からの想いをいざ実現してみて、「東京に来てよかった!」と思うことはありますか?

一つは「とにかく便利!」ですね(笑)心に余裕が生まれるなって思います。

もう一つは、「地元にいたらきっと出会えなかった人たちに、たくさん出会えた」ということです。都内を歩いていると、地元で歩いていないような人たちがたくさん歩いていて・・・最初は驚きました(笑)でもだんだんその空気感に馴染んできて、改めていろんな人たちがいるな、いいなと。いまCLOVERで一緒に働いている人たちも、出身が栃木の人、徳島の人という感じで、いろんな方たちと出会えて、世界が広がりました。

 

■実際に入社してみて、CLOVERの雰囲気はどうでしたか?

入社したばかりの頃は、「こんなに色々やらせてもらえるの?」と驚きの連続でした。ちょっと前まで学生だった自分にも、新卒1年目の段階で色々なチャレンジをさせてくれました。

また、「ゲストがデイサービスを楽しみで来ている」ということにも正直驚いたんです。入社前は、「デイサービス=病院」のイメージでした。介護が必要になって、仕方なく家族から行かされている場所という印象だったんです。CLOVERにいると、ゲスト一人ひとりが楽しみを持って来れる場所なんだなと思えます。

■もうすぐ入社して3年。改めて振り返ると、どんな新卒時代でしたか?

へし折られても、へし折られても、立ち上がるという日々でした。

入社して初めて挫折したのは、入浴介助です。当時104歳の女性ゲストがいらっしゃって、普段からお風呂には入りたくないとおっしゃる方でした。私が「お風呂に行きましょう」と声かけをしても、なかなか良いお返事がいただけなくて。そのうち「本人がこんなに嫌がっているのに、どうして無理矢理お風呂に入れなきゃいけないの?」という気持ちになっていきました。当時は、寝ているときに夢で見るくらいに悩んだんです(笑)

そんなときに先輩キャストから、「お風呂に入らないと、清潔保持ができなくなってしまってご本人にとって良くない」「家族も家では入れられないから、なんとかクローバーでお風呂に入れないかと願っている」という話を聞いて、「私が入れないと、本人も家族も困るんだ」という覚悟のようなものが生まれたんです。それからは、いろんなことを考えました。入浴剤で楽しめるようにしてみて「温泉に行きましょう!」と声をかけたり、お洋服を見せて「素敵なお洋服にお着替えしませんか?」とゲストの気分が上がるように心がけました。そうしているうちに、私の声かけの10回に9回は一緒にお風呂に行ってくださるようになったんです。ゲストのためを思って行動していると、その熱量ってちゃんと相手に伝わるんだなと思いました。

その経験が自分の中で一つの自信にはなったものの、この2年半はその後もたくさんの壁にぶつかって、何度も心が折れそうになりました。でもいつも上司や先輩が、「できない日があっても、いつも一生懸命なんだからいいんだよ」「最近良い感じだね」と声をかけてくださったり、ゲストが「いつも頑張ってるね」とおっしゃっていただけることで、乗り越えてこれました。

入社して3年目になって、最近は変に気負わず、毎日「ありのまま」で「素の自分」で働いているなと感じています。私は元々、やられても負けない!というタイプだったんですが、入社したばかりの頃はどこかで「自分はいつまでも下っ端で、何かあっても誰かが助けてくれる」と思ってやっていた時期があったんです。でも次第にその考えではダメだと気づき、「自分で全部責任をとるくらいのつもりで仕事をやろう」と思うようになりました。そう思えるようになったときに、元々の自分に戻れた感じがしました。

■最初は特別興味がなかった介護業界、いま感じるやりがいは?

「やりがいだらけ」だと思います。最初はうまくできないと感じることも、真剣にやっているとちゃんとゲストには伝わるなと感じています。

例えば、初めて私が見学対応から契約まで対応させていただいたゲストがいました。その後利用がスタートして、私が送迎でお迎えに行った際や、他のキャストを通じて「淀谷さんが迎えに来てくれる日は、(ゲスト本人が)行く気になるみたいなんです」というご家族の声が届くようになりました。思いがけない形で自分がやってきたことが伝わったんだなと感じて、嬉しく思います。

でもそれも全て、新卒で入社したばかりの私にも、ガンガン仕事を任せていく文化の中でやらせてもらったからこそだと思います。大変だったけど、「チャンス」を与えてもらえないと経験できなかったことばかりなので、その環境を用意してくれたことがありがたいなと思っています。

■今後の目標は?

自分は元々、大きな目標よりも日々の小さい目標を積み重ねていくタイプなんです。でも最近、上司がよく言っている言葉がリアルに実感できるようになってきました。それは、「ゲストのためになることは東京のためになる。東京のためになることは日本のためになる」です。毎日何気なくケアしていることが、世の中のためになっているんだなと思います。

これからも日々の目標に向き合いながら、「この人が居れば安心だ」と言われるような人になっていきたいです。そして地元の名に恥じぬよう、親に心配かけずに生きていきたいなと思います。

他のキャストに聞きました!
淀谷早津紀さんってどんな人?

関根康介 デイサービスクローバー・マネージャー

人柄は「明るく朗らか」。愛想も良く誰からも好かれる人気者です。予定していた期間が終了した後も、自らの取り組みとして毎日の振り返りや反省を送り続けてくれました。見た目や印象の裏に、泥臭くて真面目で実直な姿があり、人として好感が持てます。

彼女とのエピソードで印象に残っているのは、簡易ベッドの足が折れてしまい、修繕をした時のことです。ベッドとしては機能するには、移動させる際に非常に不便になってしまいました。中年のおっさんが溶接しても何にもなりませんが、若手キャストが行った方が!と思い、淀谷さんに相談したところ即答で快諾。見事やり遂げました。初めての事に対して覚悟を決めて一歩を踏み出す時の潔さは賞賛に当たると思っています。

星萌子 デイサービスクローバー・キャスト

淀谷さんは明るくて頼りがいのある方です。

ある日、ゲストから「今日は淀谷さんいないの?」と聞かれたことがありました。たまたま、淀谷さんはお休みということをお伝えすると、少しばかり寂しそうなご様子でした。

その方だけではなく、私も淀谷さんがいないと寂しいと思う一人でした。(笑) キャストからはもちろん、ゲストからも厚い信頼を寄せる、そんな尊敬できる素敵な方です。

井上和 デイサービスクローバー・キャスト

明るく温かく、そして素敵な笑顔。淀谷さんとその周りのゲストからは、いつも楽しそうな声が聞こえるのが印象的です。ゲストだけでなく、ご家族様からも名前が上がるほどに慕われていらっしゃいます。

温かさだけではなく、ゲストの様子に敏感で、どうしたら事業所がもっと良くなるかと真剣に考えていらっしゃるなど、視野の広さと実行力を兼ね備えた方でもあります。

淀谷さんのようになりたいと、心から尊敬し、目標にしている先輩です。同じ職場で働くことができてとても嬉しく思っています。