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扇貴之

管理者

東海大学理学部卒業後、生活相談員を経験し、リハビリデイサービス新規立ち上げの管理者として転職。半年間経験を積み、CLOVERへ。入社半年で神楽坂事業所の管理者に抜擢される。大学3年、就職活動中の3月に東日本大震災を経験。地元・宮城で祖母の家が倒壊している現状を見てボランティアに参加した際、もっと多くの高齢者が助かる術はなかったのかと考えるようになり、介護業界への就職を決意する。CLOVERの社員会をきっかけに、ダーツにハマる。

ゲストの人生にとって、何千、何万とある中の1ピースになりたい

■「香丸さんゴハン連れてってください」と社長に言える距離感がCLOVERの良さ

―CLOVERへの転職のきっかけは?

前職のリハビリデイサービスでは、比較的介護度が低く、自立している方が多い環境でした。もちろんそれもやりがいはありましたが、食事が自分でできなくなってしまった方や、認知症でこれまで通りの生活ができなくなってしまった方のサポートをしたいという思いがあり、改めて転職を考えました。

ーCLOVERを選んだ理由は?

ホームページで全ゲスト、全キャストで踊っている「恋するフォーチュンクッキー」を見て、心を掴まれました。介護業界で、会社全体で行なっている取り組みをを外部に発信しているのって、なんか新鮮だったんですよね。CLOVERの良さは、仕事をする上で程よい「距離感」が保てることです。ここでは、事業所の方針はほぼすべて各管理者に任されます。やりたいと思ったら基本は何でもやらせてくれる。でも困った時にはすぐに相談にも乗ってくれます。何か聞きたければ、社長の香丸さんにも直接電話しますよ。今後の会社の方針などが気になった時は、「香丸さん、ゴハン連れてってください!」って自分から誘っちゃいます(笑)

家族が「やりたい」けど諦めていることを叶えることもキャストの仕事

―管理者として大変だったことは?

一番は、ゲスト・ご家族・ケアマネージャーさんとの信頼関係の構築ですね。これをするためには、マメに連絡を取っていればいいわけでもないですし、相手が何を望んでいるのか、それを如何に先に察知して対応するかという部分の心がけを常にしていました。慣れることや身につくことに非常に時間もかかっており、いまでも完璧ではありませんが、少しづつ「扇さんなら」という言葉を言っていただけるようになって来ました。それが非常に嬉しかったことです。管理者は、大変なことも辛いことも正直多いとは思いますが、達成感を感じることは非常に多い仕事だと思います。 

―CLOVERで最も心に残っているエピソードはありますか?

ゲストがやりたいと思ったことはできるだけ応えるようにしています。最近では、いちご狩りや運動会、お花見もしています。そうした企画の中で特に心に残っているのは、あるゲストさんと行った回転寿司ツアーですね。その方はクローバーに来た当時、ほとんどペースト状の物しか食べられませんでした。でも、キャストがさまざまな食べ物を試してリハビリしていくうちに、1年後にはかぼちゃの煮付けや、饅頭が食べられるようになったんです。そんな中、回転寿しツアーの話が持ち上がりました。私はそのゲストさんをどうしても連れて行きたくて、ご家族の息子さんとお嫁さんに相談しました。聞けば、お寿司がすごく好きだったとのことで、参加していただけることに!ツアー当日、その方はいくらの海苔巻きやまぐろを、パクッと召し上がりました。その動画を後ほどご家族にプレゼントしたところ、とても喜んでいただけたんです。「おばあちゃん、よかったね」って。

おそらく、ご家族は内心では「無理だろう」「迷惑をかけてしまうかもしれない」と思っていらっしゃったと思います。その方だけでなく、やってあげたいことがあっても叶えられないゲストのご家族は、実はたくさんいるんです。その声に応えることも、私たちキャストの仕事だと思っています。

 

その人の人生に、ほんの少しでいいから残りたい

―今後の目標はありますか?

常に考えていることは、「ゲストの人生にとって、何千、何万とある中の1ピースになりたい」ということです。いらっしゃるゲストは、人生の最後の時間を過ごしに来ている方がほとんどです。関わる時間は、1年、半年かもしれないし、もしかしたら1ヶ月かもしれない。たとえどんなに短い時間で、次の日には忘れられてしまうとしても、「この人なんとなく見覚えがある」と、少しでも自分がその人の人生に残る存在でありたいと思っています。

そういう意味では、自分は管理者ですがゲストにとってはあくまでも一人のいちキャスト。

管理者だろうと、そうでなかろうと、ゲストへの想いは皆一緒だと思います。もし管理者として重要なことを挙げるのであれば、やはり向上心があり、ゲストもキャストもひとりひとり見ることができる力だと思います。管理者になって4年目になりますが、いまも大きなトラブルなく神楽坂事業所が運営できていることが、管理者として嬉しいことです。