いよいよ平成が終わりますね。
平成は始まりの日も終わりの日も雨と
なりました。皆様いかがお過ごしでしょうか❓
今日はユマニチュード入門というタイトルの本を読みました
ので、簡単に内容をご紹介できればと思います。
ユマニチュードとは、イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティの二人によって、
生み出された、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションに基づいたケアの技法
です。高齢者ケアに関わっている方は聞いたことがあると思います。
私も簡単に内容を知っていましたが、改めて本をしっかり読んでみました‼️
ユマニチュードの基本的な考え方として、目の前にいる人(高齢者=クローバーではゲスト)
を個人として尊重し、(1)その能力や状態を正しく観察し、評価と分析を行うこと、
(2)見つめ、話しかけ、触れ、立つことや移動を効果的にサポートすること、
(3)その行動の抑制も強制も行わない環境を作ればケアを受ける人の能力維持したり改善する
ことだ出来るはずと考えられる(本文より抜粋)ということだそうです。
この技術は都内の病院で2日間かけて行われるほど、中身の濃い実践内容ですが、
この本を読んですぐに実践できる技術としては、
視線をつかみにいく技術、広い面積でゆっくりと優しく触れる技術、ポジティブな
言葉かけによりケアを前向きに評価することが出来ると思います。
視線をつかみにいくとは、自然な対応からさらに踏み込んでゲストの方と
意識的に視線を合わせるように対応を行うということです。
私は実はこの技術は知っていたので、笑顔でゲストの視線をつかみにいく対応は常に心がけ
ています。
広い面積でゆっくりと優しく触れる技術とは、実際に介助を行う時の触れる技術です。
具体的には5歳児より強い力を使わずに優しく触れるということです。
ポジティブな言葉かけは説明の必要はないと思いますが、特にケアを行った後に
前向きに評価することで「ケアを受けて良かった。」「良い時間を過ごした。」という感情
を固定し次のケアにつなげていくという技術です。
この本自体は、特に病院や特別養護老人ホームと言った重症の方をケアする施設を念頭に
書かれていてこの他にも重要な技術が述べられています。
私たちのデイサービスではユマニチュードの基本的な心掛けの部分は今でも十分に全ての
職員が実践できているのではないかと、自負出来るかなと思います。
ですがそれに甘えることなく、毎日皆様が笑顔でお帰り頂けるように日々精進していき
す。
皆様よろしくお願いいたします。
長文失礼いたしました。
高橋