【何が出るかな?】中身あてボックスをしました!

こんにちは。

アフタースクールクローバーキッズ学芸大学です。

今回は、クローバーキッズで行なっているプログラムの1部をご紹介します。

クローバーでは、学習プログラムだけでなく、工作・運動やリトミックやコミュニケーションをする経験などをプログラムを組み込んで授業を行なっています。

 

今回のプログラムは名付けて「中身あてボックス!」

中身あてボックスでは、中身に隠したあるものを当てるゲームです。

手を穴に突っ込み、箱の中身は見えませんが、触ったときの感触や音で何が入っているか判断します。

授業に参加している子ども達も1回ずつ触る機会があり、どの箱に何が入っているか考えてもらいました。

中には、ぐにゃぐにゃする「あのもの」も入っていました。

※なお、コロナ対策として、必ず子ども達の手は拭くようにしたり、箱の中身は消毒するなどコロナ対策は行なっております。

ぐにゃぐにゃする「あのもの」に触った子ども達も

「うえーなんだこれ?」

「冷たい…?何?」

と驚きながら楽しそうに考えてくれます。

解答用紙を渡し、答えを子ども達に考えてもらっています。

答えを言うまで、答えが分かっても解答用紙に書き、皆の前で「これが入っているよ」など言わず我慢している子どももいたり

解答用紙に黙々と、子ども達のリアクションをメモしたり、入っているものを予測する人もいました。

今回のプログラムで療育的視点で意識したことは2つあります。

1つは、文字の書く機会を作ることです。

解答用紙に答えを予想して書いてもらう機会を作ることで、文字を書く場面を作っています。

普段学校の宿題などを指導することで、学習支援を行なっていますが、学校で今行っていない部分の学習支援(すでに学校で終わっている単元など)が出来る可能性があります。

例えば、この日の場面であれば、

「タンバリンって思うんだけど、タって書けません。教えてください。」

と聞いてくれる子どもがいました。その場でスタッフが「タ」を教えカタカナが書けるか見守りました。子どもが今の時点で学習面においてどんなことに困っているのかなどもこの場を通してみることが出来ます。

 

2つめは、相手のことを思ってあえて「答え」を言わないなどの配慮が出来るかどうか?についてです。

スタッフは事前に子ども達に「次箱に入れる人がいるから、答えを言わないでね」と伝えていました。自分が箱に手を入れた後も、他の子ども達も箱に手を入れて、何が入っているか予想します。

そのため、答えが分かっても、答えを言わないことで、周りの子ども達も楽しく中身あてが出来ます。

中身あての際に、いつもなら答えを言ってしまう子たちも、今回はすでに中身あてゲームをした子ども同士でこそこそしながらも、周りには大きい声で答えを言わない子や、答えをあからさまに言わずに我慢している子もいました。

子ども達が、相手に対しても思いやりを持っている様子が見れて私たちスタッフも嬉しい気持ちになりました。

授業のプログラムの中で、環境や場面を作っていくことで、子ども達が成長できるきっかけを作っていけたらと思っています。

 

 

こちらが今回の中身あてボックスの「答え」になります!

これを書いたA君は、答えを言いたそうにしていましたが、大人になって答えを言わずに答えを解答用紙に書いてくれました!

アフタースクールクローバーキッズ学芸大学前では、子ども達の「できた」という気持ちを大切にこれからも、普段の活動や遊びの中で子ども達の自己肯定感を育んでいけたらと思っています。