「叱らない」しつけ

私がデイサービスクローバーへの応募を決めたのは…。
こちらのクローバーの介護感にとても感銘を受けたことが大きな理由のひとつです。
「怒らない」「叱らない」
子供と高齢者を一緒に考えてはいけないことは、重々承知ですが…。
人と接する際、わからなくなってしまった状態の方を、叱咤することは相手に不安しか与えないと思います。
そこで今回はこちらを。
いま2歳10ヶ月の息子を育てているのですが、俗に言う「イヤイヤ期」でして…。
さっきまでニコニコしていたと思いきや、急に癇癪を起こしたり。
おもちゃを買う!絶対買うの!
歯、磨くのいや!
そうなると、どうにも怒りやすくなってしまい…。ムキー
怒ったあと、なんであんなことで怒ってしまったんだろう…と猛省の日々を送っております。ショボーン汗
クローバーの介護感や、子育ての初心に戻りたい、私がやっているのは、躾なのか?怒りに任せていないか?という思いで、本を探していたところ、この本に出会いました。
著者は、学校の先生👩‍🏫をなさっていたとのこと、生徒に対して、叱りすぎてしまった自分を反省し、書いたものなので、共感できる所が多く、読み進めやすいものでした。
3歳前くらいになると、このくらいできていないと、恥ずかしい、親として「しつけ」がなっていないんじゃないかと思われる…学校に入った時恥ずかしい思いをするのは息子だ。
そう思っていました。
しかし先日。(以下、長いです)
生後半年の娘がいるママ友と、息子を連れてランチをしましたナイフとフォーク
人見知りの息子は、初めましての人に会うと、「こんにちは」どころか、目も合わせません。
何度か「こんにちは、は?」なにかを取って貰った時「ありがとう、言えるでしょ?」と息子に言う私。
それに対して息子は頑なに下を向いたり、いつもなら言える「ありがとう」を言いません。
同じママとして友達に「この子は挨拶もできないのかな」と思われてしまう…あせるそう考えていました。
いよいよ私は「ありがとうが言えるまで、ご飯食べないで」と息子に言いました。
その時です。友人に
「◯◯ちゃん(私のこと)、厳しすぎない?」と言われました。
その時私は「ハッ」としました。
友人は躾がなってない、なんて全く思っておらず、3歳手前の子供に、ご飯食べちゃダメなんて可哀想…だと思っていたのです。
息子のため、と思いやっていることは、“「ダメな母親」と思われたくない自分のため”であったということ。
この本の
「しつけより愛情」
の、ページからこの出来事を思い出しました。
 
人の目を気にして、叱るなんて、しつけでも何でもない。ただの自己満足だったなと、またまた猛省しましたダウンダウンしょぼん
↑ほんとうにその通りです。
ではどうすればいいのか?
例えば、息子も食後の歯磨きを嫌がります。

これを、ご飯の後は歯を磨くという流れを習慣づけるシステムを作れば良いのです。

早速、食事のお皿と、スプーン、お箸のとなりに、好きなキャラクターの歯ブラシを置きます。
すると、あと一口残しているのに、歯ブラシを噛んだり、それで遊んでしまったりをしますが、それでいいのだと思います。
 
食事が終わるころ、歯ブラシをするという事が習慣つけば、良いという事にします。
そうすると、しっかりご飯を食べて、ご馳走さました後、歯を磨くことができた時、褒めればいいのだと思いました。

この考え、やり方だと、叱ることも減りますし「ダメ」「いけない」など否定的な言葉が出ません。

ゲスト様との対応でも、同じことが言えると感じました。
帰宅願望が強く、数分毎に
「今日は帰るの?いつ?何時?」と落ち着かない方がいらっしゃるとします。
何度も聞かれるキャストは、ほかの仕事をしていることが多く、イライラしてしまう事もあります。
しかし、忘れてしまうのです。
それを「さっきも言いましたよ」と否定しても、どうしようもないことです。(わたしがやってしまいます。)
ホワイトボードなどに”◯◯に車でお送りします”と書いて、お渡しする、目の前に置いておく、など、少しでもわかりやすいようなシステム作りが大切なのだと思います。
また、家事をすることが好きなゲスト様がいます。
しかし、一心不乱にやるため、お洋服はびしょびしょ、洗った食器をいたるところに置く、洗い残しがあるなど「頼まなければ良かった…」と思ってしまったことがあります。
そんな時、やらないよう止めたり、否定するのではなく、ステキなエプロンを貸し出し、(見た目から入るとよりやる気がでますハート
 
スポンジを泡だてて渡す。
食器洗カゴを近くに置く。
それでも洗い残しがありそうなものは、適宜そっと抜いて、キャストが洗い直すなど、ゲスト様がやりきった、綺麗にした、達成感を感じてもらえるようなシステムを作る。
この本のお陰で、発想を変えることが出来るようになってきました。
最後に、目からウロコ、子育てにおいて開眼したような気持ちになった文を紹介して、長文ブログを終わりにしたいと思います。
人間もこのハンカチと同じです。どこを持ち上げてもいいんです。
得意なこと、長所を持って、上げてあげればいいんです。
 
どこを持って持ち上げても、そこに引っ張られて人間全体が上に上がるんです。
 
 
この事を忘れずに。
明日からもがんばりましょうドキドキ
いわや📚