集中タイムと合理的配慮|子ども一人ひとりに合わせた支援を行っています。

こんにちは。

私たちクローバーキッズでは、「集中タイム」という時間を作っています。

蔭山メソッドをもとに、音読と計算を毎日同じ時間に実施しています。

 

音読は、音読をするスタッフの声を聞きながら、音読のリズムに合わせて聞きながら発音することを通して、音読ができるようになります。音読ができるようになることで、子どもたちの自信がつきます。

 

計算も、毎日同じ問題を「徹底反復」していくことで、計算そのものが早くなるだけでなく、脳が活性化し、覚える力がはぐくまれたり、集中する時間をのばしていくことができます。

 

実際にクローバーキッズでも、集中タイムを開始した当初に比べ、子どもたちが椅子に座って問題を集中して解く姿が見られます。音読に関しては、先生役をしてくれ、みんなの前で音読をしてくれる人も増えてきました。

 

※私たちの事業所で、実際に音読している様子が記事に載っているのでよかったら見てみてください。

参考:Yくんの挑戦✨ みんなの前で頑張ってくれました❗

 

集中タイムについて、私たちは「子どもたちが集中タイムでがんばれる環境を整えることで、覚える力がはぐくまれるように、集中が持続する時間がのびるように支援しよう」という意図があります。その一方で子どもたち一人一人にあわせて教材を提供しています。

 

子どもたち一人ひとりによって、その子の「強み」も生活や学習場面での「困り感」は違います。

そのため、私たちが通うクローバーキッズでは、子ども達一人ひとりの強みを生かしながら、困り感を少しでも軽減できるように支援しています。

 

例えば、「目の視機能を使うことが苦手な子ども」にとって、100ます計算や50ます計算は、自分がどの計算をするのかわからなくなってしまう子もいます。

 

そのため、以下のような1段で10ます計算できる列を3列用意し、目の視機能をうまく使いこなせない子でも集中して勉強を行えるように支援しています。

それだけではありません。子ども一人一人の困り感や子どもの強みに合わせて、子どもが集中タイムで頑張りたいと思わせる仕掛けを作ることもあります。

 

例えば、集中タイムで、プリント自体が終わっていないのに、「終わった」と言ってしまう子どもに対しては、以下の見立てと仕掛けをしました。

 

見立て:どのタイミングで終わらせていいか分からないが、「終わらせたい」気持ちがあって、プリント自体が終わっていなくても手をあげてしまう。

 

手立て:スタートとゴールとプリントに書いてあげることで、終わりの見通しをたてる。子どもの好きなキャラクターの絵をスタートに描くことで、子どものテンションをあげてプリントへのモチベーションを上げる。

 

以下の支援を行なった結果、マス計算の数が増え、40マスも計算することが出来ました。

私たちは子どもの状況や子どもの強みや困り感に寄り添いながら一人一人に合った課題を提供して支援しています。