読書感想文「猫まみれ」

こんにちは皆さん。

今日、8月8日は「世界猫の日」でもあるそうです。

インスタグラムにも、続々と

「世界の猫ちゃん」が出てくるはず。

ちなみに、日本の「猫の日」は2月22日。

にゃん、にゃん、ですね。

ご存知でした?

だからというわけではないのですが

今回、夏休み?の課題として

読ませていただきました。

招き猫亭 著

「猫まみれ」です。

作品説明というか

作者、招き猫亭さんについて。

猫好きのご夫婦らしいのですが、詳細なことは

本を読んでも不明。

まあ、本書から少し抜粋をば。

「はじめに‥私たち夫婦にとって『猫』と『猫作品』は空気のような存在です。10頭の『猫』たちと、家中の壁を埋める『猫作品』に囲まれて暮らしています。普段は意識はしていませんが、両方とも生きるためになくてはならない存在です。そして心の栄養を補給するサプリメントでもあります。‥招き猫亭 小銀」

「招き猫亭コレクション」

「最初のきっかけとなったのは、スタンランの〈猫と少女〉のポスターでした(下の絵)。40年くらい前、ふらっとギャラリーに入った主人の一目惚れ。その後の生活費のことなど全く考えずに家中のお金をかき集めて購入しました。若さですよね。

(コレクションの)作品のセレクトは、二人で相談します。『好きか?嫌いか?』という単純な基準です」

本書掲載から抜粋

テオフィル・アレクサンドル・スタンラン

「猫と少女」

実は今、東御市で「猫まみれ展」が開催されてまして。

自由研究気分で、足を運んできました。

まあー

造形美?

センス?

うん、

そうね、

凄いヤツらばっかりでしたよ。

すいません、あまり

そっちらへんの教養に自信がなくて(笑)。

ただ、これだけは言えます。

作品は、ひとつのこらず

「あなたたち、ほんとに

きっちりはっきりくっきりぴっちり

徹頭徹尾、猫好きなんですのねえ!!」

って感じの

「猫ラブ」「猫愛」に

溢れたものばかりでした。

展示レイアウトなども、

学芸員さん方のセンスの光るもので

それを一層引き立ててくれてました。

あ、そうそう

展示作品の総選挙もやってたので、投票してきましたよ

県外票として。

私が見た時点では、すぐ上の作品が優勢でした。

本の話に戻ります。

内容の大半は、招き猫亭さんが、これまでに集められてきた、触れられてきた猫作品の掲載です。

そして、みどころは

ネコラム‥じゃなかった

とても詳しい「猫コラム」。

たとえば

日本と猫の関係。いつ頃来たか。

アジアと猫。

ヨーロッパと猫。

歴史の中の猫‥。迫害の話など、

シリアスなのもあります。

‥。

知らなかったこともたくさんあって

勉強になりました。

なんで、化け猫って概念が生まれたのか、とかね。

でも、

読書感想文にしてまで伝えたかったのは

ただひとこと。

「『好き』は強い!」

これだけです。

ほんとに猫好きなのが伝わりますね。

好きというか、まみれてます。猫に。まさに。

招き猫亭さんにとってだけじゃなく

猫という存在が、いかに

人類の歴史の中で

人の心を満たしてくれてきたか

よーっくわかる一冊でした。

そして、展覧会にいらしてる方々も

いわゆる「ねこきち」さんばかり。

いろんな形の、でもどれもありったけの

「愛」を感じることができました。

帰りの車にて。

いるだけで、癒されます。

そういうのって、別に猫に限りませんよね。

自分にとって、かけがいのない何かを

満たしてくれるもの。

逆に、満たされていないと、何かのバランスに

関わってきちゃうかもしれません。

クローバー広尾が、少しでも

関わる人の「何か」を満たせるような、

猫のような存在になれるよう‥。

まてよ?

広尾って、猫にたとえると

どんなんだろう。

っていうか

猫のような存在って

なんだろう。

あ、逃げた。

手強い。

あのN